職人にとって人生一度は考える「独立」
自分って1人でいきていけるんだろうか
この会社、俺が定年まであるかな?
生きてるといろんな不安があります。
でも、会社都合での暇(仕事が少ない)とか、給料が少ないって問題は、一人親方になれば解消できます。要はどうやって仕事を取ってきてこなしていくかですよね。
目次
雇われ職人でいることの悩み
悩んでいることって割とみんな同じなんですよね。
「この会社続くのか?」
「社長、歳くってるけど後釜いるん?」
でも、このような悩みは悩むだけ損です。誰にもわからない未来ですからね。このコロナ禍でわかったと思いますが、おっきい会社だって数ヶ月利益が出ないだけですぐ破産しちゃったりします。今は会社の規模の大小、職種は関係なく未来が全くわからない時代です。
あなたの会社の社長の年齢と後継者の有無はいかがですか?
建設業といえば、若手がなかなか育たず、どんどん高齢化しているカテゴリーの代表格の位置づけかと思います。
上のグラフは各産業の社長の平均年齢が分かるものです。
軒並み60歳オーバーですね。業界によっては違うかな?と思ったけど、いわゆるIT系以外は60台以上ですね。年齢の問題も地方格差が大きく、地方では高齢社長多いでしょうね(^_^;)。後継者がいない場合、社長が現役引退すれば会社はなくなるんでしょう。
上の資料は「後継者がいない率」を表したものになるのですが、軒並み下がり傾向でした。どういうわけか2019年は比率がさがって「喜ばしい!」みたいな風潮になりましたが、今年のコロナな事情によりまた悪化したのは明らかです。
そして地方によっては過疎も相まって、そもそも悪化してたものがますます悪くなった…ってことも珍しくありません。なんと、建設業に至っては全体の7割の企業が後継者がいないという結果になっています。「会社にいれば安泰」の精神は通用しません。社長が年上だなんて人はなおさらですね。
仕事はあり続けると思うなってこと
会社がなくなれば仕事は当然なくなります。でも、仕事がなくなるのは雇われている先でのこと。自分で見つけるか声かけてもらえるだけで問題は解決するんですよね。しかも、これができると雇われ先の社長からも一目置かれるのは間違いないです。経営者にとっては仕事を取ってこれる職人なんて、この上なくありがたい存在です。
仕事のもらい方。
でも、仕事を取ってくるっていうのがわれわれ職人の苦手な部分ですよね。出来てたらもっと以前から独立してるよって話です(^_^;)
主な受注先でいえば
- 独立前の会社から
- 独立してる仕事仲間から
- ネットから
他にも飛び込み営業なんてありますが、営業の本職でも苦戦してるものはここでは割愛します。
独立前の会社から仕事をもらう
独立前にいたところから仕事をもらうっていうのは王道ですね。ただ、もらう先も手掛けている物件数が少ない時期もあるので、依存はしたくないところです。独立したては頼みの綱になるでしょうが、早めに第2、第3の顧客を探すのが吉です。
注意ポイント
ここでの注意点は、飛び越え営業です。独立前の会社の主な取引先に飛び越えて営業かけちゃうと会社側にとっては「生意気なやつ!!」って思われちゃいます。場合によっては「あなたとのご縁はなかったことに…。」って縁切りされちゃう可能性だってあります。恩があるなら仇で返さないようにしましょ。
仲間から仕事をもらう
独立したら頼りになるのが、身の回りの一人親方仲間ですね。人気な親方は仕事が集まりやすいので、一緒に仕事をして仕事のとり方を学んでみるのもいい手です。
独立後は元請け会社との縦の付き合いも大事ですが、仲間との横のつながりも重要です。直接関係ない職種の親方とでも仲良くなっておくと、ひょんなところから仕事をもらえたりします。
インターネット経由でもらう
IT技術の進化は一人親方の仕事探しも便利にしてくれるようになりました。現場と作業員をマッチングするサイトも今は多数存在しています。まずは登録だけしてみるのもアリです。
気をつけること
仕事は結局仲間が大事
「仕事」って基本的に人間がつくりますよね。だからこそ、助っ人したりしてもらったりを気持ちよくできる人間に人気が集まります。
同業の人が「あいつは腕は並だけど、イイやつだから」って紹介されることも実際多いもんです。だって一緒に仕事するならめんどくさいやつとやりたくないでしょう笑